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ゼネラリストと専門看護師の選択

看護師として働きだすと、最初の数年はあっという間に立ってしまいます。初めての勤務先は覚えることも多く、毎日が緊張の連続です。しかし仕事内容は毎日大幅に変更になる事はあまりありません。毎日のルーティーンがこなせるようになる頃、ちょうど3年ほどたつと大きい病院では院内配置転換があります。院内での技術をまんべんなくこなせるようにするためです。移動することで新しい人間関係が生まれ、マンネリ化を防ぎます。

看護師は、基本的にゼネラリスト(一般的な知識を身に着け、幅広く対応できる人)と呼ばれています。診療科で異なる点はいろいろありますが、診療補助、採血、注射、点滴などは看護師なら必ずできる仕事内容です。耳鼻咽喉科についてもですが、内科や眼科などを経験するというように、所属の科を移動する事もゼネラリストになれる一歩でしょう。総合病院にはよくある「横のつながり」を持つことで、治療方法のシェアなどがスムーズにできる事があります。

2019年には専門看護師と呼ばれる資格が制定され、その名の通り、専門看護師はがん看護を始めとする13のケア分野においてより深く学んだ看護師が取得できる資格も出てきました。登録者数が多い順に、がん看護、精神看護、老人看護がありますが、これらは看護師をスペシャリストにする施策の一つです。耳鼻咽喉科でゼネラリストとして活躍するのか、または専門看護師としての分野を極めるのか。耳鼻咽喉科で働く看護師は、今後のキャリアを考えて働くことが大切です。